カフェをこよなく愛する静かな男の駄文

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わしと合コン

最近、やたらと仕事が順調などうも僕です。

 

合同コンパなるものに誘われましたのでご報告致します。

読者諸氏は、『オマエの様なゴミクズが合コン等と片腹痛いわ』と思ったかもしれません、仰るとおりです。

 

そもそも、合同コンパと言うものは、通称合コンと言われ、出会いを求める男女が複数人対複数人で飲み会を行うものらしいです。

 

この説明だけ聞きますと非常にいかがわしいものの様に感じられますが、私の様な人間ならざるキモンスターにとっては只々時間がすぎるのを待つだけの苦行の場でしか無いのです。

 

過去に参加した合コンでは、皆が楽しそうに話す会話の輪に入れず、端でビールを飲みながら枝豆を食べ時間がすぎるのを待っていたり、それぞれの男女が個々に楽しそうに話している中、私は1人でビールを飲みながら枝豆を食べたりしておりました。

 

しかし、1年程前でしょうか。

最後に呼ばれた合コンでA子という1人の女性と仲良くなれた事が御座いました。

 

その日の合コンは、急に友人に誘われたいわゆる人数合わせ要員として参戦致しました。

私は、例の如く話の輪に入れず片隅の席でビール片手に枝豆を食べておりました。

 

すると、対面の女子が

『ゲームとか好きですか』

と声をかけて来たのです、それがA子でした。

 

私は、内心「見ためでオタク扱いされ馬鹿にされてるのではないかと」思ったのですが、『ええ、はい』と答えました。

 

するとA子はかなり饒舌になり自分がやっているゲームについて語り始めたのです。

彼女は茶髪のショートボブにメガネをかけており、漫画研究会とかにいそうなタイプの女性でゲームオタクでした。

 

以外にも、話があった私と彼女は連絡先を交換し、何度か食事に行ったりしたのですが、最後に遊ぶ約束をした日が私の試験と被り予定をずらして以降、そのまま連絡をとらず疎遠になっておりました。

 

そんなこんなで1年程立った頃でしょうか、突如A子から連絡が来たのです。

 

A子『お久しぶりです。お元気ですか?』

私『元気ですよ、最近はコロナですので籠もってばかりですが。』

 

他愛の無い挨拶を交わしたのですが、A子のラインのプロフィールにはメンヘラ感漂うポエム(もう無理、誰も信じられない、、、的なやつでした)が貼り付けられておりました。

 

私は大方、彼氏に振られたとか、そんな事だろうと思い、

『思い悩んでるようですが、大丈夫ですか、私で良ければ聞きますよ』等とまるでペテン師の様な文章を送りました。

するとA子から、

『実は、2ヶ月程前に籍を入れたのですが、不倫をされた上に、オマエの顔見たくないから手切れ金500万で出てってくれと言われたのです。暴力もされもう誰も信じられなくて、、、』

と行った内容のラインが来たのです。

 

余りにヘヴィすぎる相談に、私は怖くなりました。

わし『離婚するなら、無料の弁護士相談等もありますので、相談してみてはいかがでしょうか。元気だしてください』と役所ばりの定型文を送りました。

 

A子も私がドン引いているのを察したのか、

『ありがとうございます、法テラスとかも利用してみます!』と言った些細な内容でやりとりを終えました。

 

私はラインのやり取りを削除し遠い空をみつめ、呟きました。

『500万あったら、たっくさんメイド喫茶いけるなぁ、、、』