カフェをこよなく愛する静かな男の駄文

カフェをこよなく愛する静かな男の駄文

2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

さよならカフェ男

20XX年 カフェ男は、メイド喫茶でランチを食べた後、ささやかなランニングをし、再びメイド喫茶に戻りアイスを食べるという、痩せたいんだか太りたいんだか良くわからないブルジョアな生活を送っていた。 だがそんな生活にも終わりがやってきた。 カフェ男…

オタク恋物語 その5

オタク恋物語 その5 ふと、自分の幼少期を思い出す、私は幼い頃、小さなアパートに住んでいた。 そのアパートの庭には金木犀の木が埋められていて、冬が近づくと花が咲き良い香りがしていた。 アパートは私が小学生の頃に取り壊され、金木犀も切り倒されて…

オタク恋物語 その4

オタク恋物語 その4 姫の怒りに触れ、一切話しかけてもらえなくなった後も、waーさんは従順に姫の出勤日にお店に通い続けており、姫もそれが当たり前であると考えていた。 ところがある日、waーさんはいつも現れる時間になっても店にやってこなかった。 私…

オタク恋物語 その3

オタク恋物語 その3 姫との出会いは、秋葉原にあったコンカフェ、ミュージック&カフェバー331であった。 ある日、過去の現場で仲良くしていたオタ友Y氏に知り合いの元地下アイドルが働くコンカフェに行こうと言われ行ったのがその店であった。 その店は…

オタク恋物語 その2

オタク恋物語 その2 時は流れ2015年、私はすっかり秋葉原の住人とかしていた。 世の中のアイドルブームも飽和状態となり衰退期へと移行しつつあった。 私も例に漏れることなく、地下アイドルのライブに足繁く通っていたが、応援していたグループの推し…

オタク恋物語 その1

オタク恋物語 時を遡ること、2012年。 当時、私は大学を出て新社会人としてサラリーマンをしており、まだオタクではありませんでした。 ある日、大学の友人Kから連絡があったのです。 「秋葉原のメイド喫茶に一緒に行こうよ」 「メイド喫茶なんて行った…

その男、カフェ男

気まぐれでブログを始めました。 タイトルはわーさんの「冴えボク」をパクって「冴えワシ」にしました。 秋葉原の某方が冴えボクを読んで「とんでもねぇ」と言っていたのでオススメはできませんが気になる方は最後にリンク貼っておきますのでご覧下さい。 ※…