カフェをこよなく愛する静かな男の駄文

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オタク恋物語 その2

オタク恋物語 その2

 

時は流れ2015年、私はすっかり秋葉原の住人とかしていた。

 

世の中のアイドルブームも飽和状態となり衰退期へと移行しつつあった。

 

私も例に漏れることなく、地下アイドルのライブに足繁く通っていたが、応援していたグループの推しの子が辞めてしまったことにより、熱を失った私は惰性で現場に通っていた、そんな折事件は起きた。

 

同じグループを応援していたオタ友Tが系列グループの地下ドルM子と繋がったのである。

 

地下なので繋がることなど珍しくないのかも知れないが、オタ友Tは毎日の様にM子の家に帰り、半同棲状態の間男となったのである。

 

だがそんな生活も長くは続かなかった。

 

ライブ帰りのM子を最寄り駅まで追尾してくるオジサンオタクの出現、他のアイドルの密告等々により運営にバレ、M子は解雇されオタ友Tは出禁となった。

 

私はオタ友Tを出禁にした運営を嫌いになったわけではなかったが、友達のいない現場に行く理由もなくなりそのグループに一切行かなくなってしまったのである。

 

行き場を失った私は、ついにオタクを卒業し秋葉原に通うこともなくなるでろうと思っていた、そんな時であった。

 

後に、私が姫と呼ぶ事になるコンカフェキャストと出会ったのは、、、

 

つづく

 

※フィクションであり、実際の人物、団体とは一切関係ありません。