かれんちゃんが消えてしまうよ。
卒業ということは、かれんちゃんという存在そのものが消えてしまうことだ。
僕が応援していたアイドルかれんちゃん、有限会社ボノボが作りし存在であったかもしれないが、私にとってはかけがえのない存在であった。
『かれんは心の中にいるよ』
なんて慰めの声をかけてくださるかもいるが、それは私の記憶、魂ではないのであって、、、
いや、しかし魂などというものは存在するのであろうか。
そもそも、この様な事をずっと考えている私はなんなんだろうか。
皆、日々何を考えているのか。
たとえば、ケン君のような英語が母語のオタクは、脳内では英語で考えているのであろうか
『Karen is cute !』とか『marimo-chan don't cry.』
等と、それはそれでシュールである。
また
最近は、色んな人とかれんちゃんについて話す。
『かれんちゃんってどんな子です?』
と聞かれて上手く答えられない自分がいる。
もちろん、趣味や好きなこと等はしっているが、客観的に見てかれんちゃんとはどんな子であろうか。
わからない。わからないよ。
わからないが、私が見てきたありのままを言うのであれば、かれんちゃんは私が、入店すると嬉しそうな笑顔で出迎えてくれた。
その笑顔を見たくて、車に惹かれても、なお雑居ビル2階への階段を駆け上がり続けたのかもしれない。
ステージ上でのかれんちゃんの笑顔も輝いていた。
その笑顔が見たかった。だから会社終わりに遅刻してでもライブ会場に走ったのだ。
あとかれんちゃんは、退勤間際はめっちゃ笑顔で、それを見ると私も元気になれたし、頑張ろうと思えたのです。
【かれんちゃんってどんな子です?】
と聞かれたら、
それは、わからん、わからんけど、かれんちゃんが笑顔だと、私はとっても幸せなんです。
そんな子です。
だから、最後もこれからも笑顔でいてほしい。
私の願いはそれだけです。
涙流れけり。