王女、あなたは本当に恐ろしい人です。
もはや、この文章は、王女に向けたものか自分に言い聞かせているものか、わからないです。
ことの始まりは、私が昨日かれんキッチンカウンターに座ったことです。
レイラちゃんが休憩に行き、王女がカウンターに出てきて私は王女のすべてを頼みました。
私は、ビビビ卒業ぶりの王女だったので、卒業ライブの話がしたかった。
カウンターで、話はご親族の話になり、あなたは突如、
『旦那です。入籍した。』
旨の話をされました。
場が凍るとは、まさにこのことといった感じでした。
私はもう、何がなんだか。混乱で
『あ、御祝儀はどうすれば、、、』
などと言っていた気がします。
私も馬鹿ではありませんので、薄々に気がついてはいました。
・王女がXの写真で左手の薬指に指輪をされていること
・会話している話の中で、私共から心が離れていること
しかし、信じたくなかったのでしょう。
だから王女に、嘘をついてほしかったのです。
最後まで演じてほしかった。
私も最後まで従順なオタクでいたかった。
王女がなぜぶっこんできたのか。
しかも卒業ライブが終わった余韻に浸っているこのタイミングで。
私は、ただただ苦しかった。
眼の前が歪み、身体の中がぐるぐると回っているようでした。
上下がわからなくなりました。
あんなに好きだった王女の笑顔を見るのも辛かった。
私は、王女に会計を頼み
『お元気で、、、』
と言い店をあとにしました。
一晩考えました。
入籍発表の理由を。
・皆に祝ってほしかった。
・浮かれててつい。
・私がガチすぎて怖かったからか。
・ぶっこみたかっただけ
・心が離れて、他の子を推し変されるまえに自らの手で私を殺しにきたか
・遅かれ早かれわかるなら今と思ったか。
・はたまた、メイド喫茶なんて忘れて、自身の幸せを見つけてほしいということなのか。
結果、わかりません。
私はかれんさんの事をよく知っている気でいました、考えや思ってること、でもそれは勘違いで、全くにわかりません。
でも!私が苦しむことはわかっていたはず!
それなのにどうしてですか王女!
私の苦しむ姿を見たかったのでしょうか。
それであれば大成功です。
生まれてから、一番つらかったです。
でも人生で一番幸せな想い出もかれんさん、あなたに出会えたことです。
幸せと悲しみは表裏一体なのだと悟りました。
私がどんな思いで、卒業アルバムを作り、ガチ恋口上を叫んでいたか、、、
一番良く知ってらっしゃるでしょうに。
始めて王女を推し始めた頃に、
『私は応援してる人のことを傷つけるようなことしない』
と言ってくれたことをよく憶えています。
そのとおりでした。
だって王女の幸せが私の幸せでしたから、
では何故、王女が一番の幸せを感じている今、
私はこんなにも辛く悲しく涙を流しているのでしょうか。
胸が張り裂けそうです。
矛盾していて、自分がわからなくなります。
私がもっと強い人間であれば、おめでとうと一言いって終わりだった、、、でも私は弱い人間でした。
王女らしいといえば、王女らしい最後です。
卒業の時には、ぶっこむとよく言ってましたが、まさかぶっこみ先が、我々とは、あっぱれです。
王女あなたは、狂ってますよ。
でも安心してください。
私も相当に狂ってますから。
王女が私に求めていることを言って頂ければ、それに従います!
私はかれんちゃんにとって道化師だったかもしれません。
でも一番の道化師になれる自負はあります。
私とあなたで作るメイドルLIFE!
最後まで駆け抜けようではありませんか!
メイライファー!
p.s. 卒業式やるよね?