令和3年ゴールデンウィーク、帷子川沿いのアザラシ喫茶。
テーブル席に座りメイドさんとお話をする太ったメガネの男。
この男が今回の物語の主人公のカフェ男である。
そしてカフェ男と話しているのは、今回のヒロインぱおん系メイドの麗蘭さんである。
アザラシ喫茶で幸せな時を過ごしたカフェ男は会計を済ませた。
『次は麗蘭さんカクテル頼みますね!』
🐘『はい!今日もありがとうございました。』
『さようなら〜!』
階段前で麗蘭さんに見送ってもらうカフェ男であったが、次の瞬間
ガタン!ドタタタタ!
『うわあああああああ!!』
麗蘭さんに見とれていた余り、階段を踏み外したカフェ男、勢いよく階段から転げ落ちていく。
『痛たっ〜。』
🐘『まりもさん大丈夫ですか?』
『ううっ、なんとか無事だよ、、、!!、あれ、ここは?!麗蘭さん!?』
カフェ男が起き上がり顔を上げるとなんと、アザラシ喫茶の入り口部分が一瞬にしてデカイカチューシャとリボンをモチーフにした入り口に変わっており、さらに先程まで白と黒のメイド服だった麗蘭さんが何故かKM服になっていたのである。(※解説参照)
『アザラシ喫茶が一瞬にして◯っとほ〜むcafe風になってしまった、、、一体何が、、ましゃか!異世界転生!!』
カフェ男は階段を転げ落ちた際に発生したワームホールに飲み込まれ、別次元へと転移してしまったのである。
家に帰り、数日過ごしてわかったのはこの世界はアザラシ喫茶が◯っとほ〜むcafe風になってること以外は、前の世界と何も変わらなかったのである。
カフェ男は今まで通り会社に行きアザラシ喫茶に通った。
『お帰りなさいませ〜ご主人様〜!ご注文はお決まりでしょうか?』
『アイスミルクティと麗蘭さんとゲームで!』
異世界アザラシ喫茶では、600円で好きなメイドさんと3分間ゲームができるのだ。
🐘『まりもさんお待たせしました!』
お盆の上にアイスティーとミルク載せた麗蘭さんがカフェ男に声をかける。
🐘『ミルク入れますのでちょうど良いところでパオンして下さい!』
ミルク入れ始める麗蘭さん
恥ずかし気も無く大きな声を出すカフェ男。
🐘『続いて美味しくなる魔法を掛けますので一緒にお願いします!』
『はい!』
手でハートを作りアイコメをする麗蘭さんとカフェ男。
🐘『美味しくなぁ〜れ、萌萌〜、パオーン!!』
『パオーン!!』
その後、3分間ゲームをし満足したカフェ男は店を後にした。
🐘『まりゾウさん、今日もありがとうございましたゾウ!!パオン!パオン!』
(この世界の麗蘭さんは少し変だが、、、まぁ、これも悪くないな、、!)
カフェ男がそんな事を考えながら階段を降りようとしたその時、
ガタン!!ドタタタタ!!
『うわあああああああ!!』
再び、階段を踏み外し転げ落ちていくカフェ男。
『痛たっ〜』
🐘『まりもくん、大丈夫!?』
『ううっ、、、なんとか無事だよ、あれ?!ここは?!麗蘭さん?!』
〜続く〜
用語解説
・◯っとほぉ〜むcafeの入り口
・KM服
◯っとほぉ〜むcafeでは働き出してから1年立つとケイタマルヤマがプロデュースした
KM服を着れるのです、1年、クレープ服や見習い服と呼ばれるメイド服だった気が、まぁでも私はハニハニのメイド服が可愛くて好きです。(早口)