カフェをこよなく愛する静かな男の駄文

カフェをこよなく愛する静かな男の駄文

言われなき苦情を受ける男

人間、働いていれば苦情の1つや2つ、3つ、4つ受けるのはしかたの無いことと私は思うのです。

 

かくいう私も先日、苦情を受けたのですが、相手方は私の勤める支店ではなくわざわざ本店に後日電話してきたのです。

 

内容は誰が見ても支離滅裂なものだったので、 問題無いのですが、そこには私の事を、

《メガネをかけた小柄のボソボソと話す男》と表現されておりました、、、、

 

とても悲しかったです。

 

私は、高校生の頃、ファミレスで働いておりました。

飲食店は、皆様ご存知の通りクレームが非常に多く提供が少し遅れただけで怒るお客様もいらっしゃいます。

 

そんな中、私はやらかしました。

 

若いサラリーマン風の男性から受けたハンバーグ定食の注文をすっかり忘れてしまっていたのです。

 

忘れていた事に気付いたのは30分後、私は急いでキッチンに注文を通し、リーマンにハンバーグ定食を持って行きました。

 

その時、店内はガラガラで

『言い訳もできないし、きっと怒られる』

私は、そう思いました。

 

『大変お待たせ致しました、ハンバーグ定食です、、、』

 

すると、若いリーマンは

『ありがとう』

とだけ言いハンバーグ定食を美味しそうに頬張って普通に帰って行きました。

 

その爽やかさというか広い心に大変感銘を受けたのを今でも覚えております。

 

皆が、あの時のリーマンみたいに優しかったら良いのになと、、、

 

ふと昔を思い出しました。