私「君はいつも震えているなぁ。」
私は、僕にそう語りかけた。
僕「そうなんです、僕はいつも震えているんです。とても寒いんです。心が、、、」
ユ「チワワみたいだね」
浴衣姿のユちゃんが可愛らしく話した。
僕「ワワワ、この震えは怯ているのか、喜んでいるのか、はたまた、その両方なのか。」
今日は、転生したユちゃんを追って屋根裏喫茶にやってきたが、私は初めての店だからか、シドロモドロであった。
少し経つと、けんくんが来店した。
けんくんは、来店して、早々に
「そういや、結婚します。ワイハで結婚式するかもです。」
と話した。
私はなんだかショックであった。
ユちゃんは、どうだろうか。
ユちゃんの気持ちは分からんが、きっと寂しいと感じたであろうと私は思った。
僕は答えた。
「ユちゃん、安心してください。僕は結婚しても報告しませんから、いや、そもそも結婚できないけど、、、」
なんだか、フォローしたのか、自虐を言ったのか分からなくなってしまった。
彼は優秀な男だから当然の結果であろう。
私は感じた。
世の繁栄というか、私のようなだめな遺伝子は消え、優秀な遺伝子が新たな時代へ引き継がれるのであろう。
私なんて当て馬にもならん。
なんのために生まれてなんのために生きているのか。
いや、でもさぁ、自分が頑張って働くことが、どこかで巡り巡って、皆の笑顔を増やしているかもしれないよ。
そう考えるよ。